恋をめぐる誤謬

「それはきっと、性欲をともなう強い好意、のことだと思う」 「好き」とは何か、について僕の好きな小説家は中1の女子(!)の口を通してそう表現している。*1 これまで古今東西の人間が恋とは何かという命題に挑んできた。そして恋が存在する限りその挑戦は終…

世界に潜む小さな魔法

線路の横にある小さな脇道は秋風の通り道 錆びだらけのフェンスが微かに揺れている 落書きと雑草は街外れの小道から人を追い出し 山手線の騒音だけが渋谷にいると教えてくれる そこにいるだけで、自分が映画の登場人物になったかのように錯覚する瞬間がたま…

表現という行為

こんなに長くなるとは思っていなかった。しかし一度書き始めた以上区切りがつくまでは書いてみようと思う。というわけで「映画的な アニメ的な」の続きだ。 checkpointcharlie.hatenablog.com 「そのメディアでしか実現できない表現を追求している作品」を僕…

映画的な アニメ的な

ベッドシーンというのはどうしてあれだけ美しいのだろう。 最近「アデル、ブルーは熱い色」という映画を観た。レズビアンの女性が運命的な女性と出会い、恋に溺れ、別れ、そして新しい人生を生きていく。そんな内容だった。 この映画は公開当時、過激なベッ…

ところで

ブログをもうちょっとオシャレにしようと思ってヘッダーを設定してみた。 これは東西冷戦時代のベルリン地下鉄での風景。 かつてベルリンが東西に分割されていた時代も地下鉄は人々の足だった。しかしここでも冷戦の影は及んでいて、東西を貫く路線では東側…

人生に意味はない

「やる気のあるものは去れ」 タモリ(日本のタレント 1945〜)がかつてオールナイトニッポンのスタッフに向けて語った言葉だ。これを聞いた人間はひどく困惑し、中には血相を変えて批判を試みる者もいるだろう。しかし僕に言わせればこれは至極正しい。やる気…

性欲と性癖

いつからか、トマトジュースを見ると性的に興奮するようになってしまった。 綺麗な女性がドロっとしたトマトジュースを飲む姿は何だか黒魔術の儀式に備えてるみたいだ。今ではドロドロのトマトジュースを見るだけでゾクゾクしてしまう。 こうした現象をフェ…

君にこのブログの読み方を教えよう

これを読んでる人は僕のTwitterから飛んでる人がほとんどだと思います。 そうです、ブログをはじめました。 じゃあ何で普段から公開オナニーみたいなツイートをしてるのに場所を移してまた公開オナニーしてるのか気になる人もいるかと思います。本当はそんな…